2026/09/05 07:14

「リースリングを飲んでみたいけれど、どれを選べばいいかわからない」
そう感じるのは、きっと自然なことです。
リースリングには、キリッとした辛口から、果実味の豊かなタイプ、やさしい甘みを楽しめるものまで、さまざまな表情があります。
その幅広さが魅力である一方、はじめて選ぶ方にとっては、迷う理由にもなります。
だからRIESLING by S&Yでは、最初から一本に決めなくてもよいと考えました。
違う表情を持つ3本を飲み比べながら、自分が心地よいと思う味わいを見つけてほしい。
そんな思いから選んだのが、「はじめての方に、まず選んでほしい3本。」です。
リースリングは、甘口だけではありません
リースリングと聞くと、「甘い白ワイン」を思い浮かべる方もいるかもしれません。
しかし、実際の味わいはそれだけではありません。
柑橘を思わせる爽やかな香りと、すっきりした酸味を楽しめる辛口。
桃や洋梨のような果実味を感じる、華やかなタイプ。
甘さと酸味が重なり、ゆっくり味わいたくなるタイプ。
同じリースリングでも、産地や造り手、甘辛度によって印象は大きく変わります。
一本だけを飲んで「リースリングはこういう味」と決めてしまうのは、少しもったいない。
最初の3本では、その違いをわかりやすく楽しめることを大切にしました。
最初の3本を選んだ基準
選んだ基準は、難しい専門知識がなくても、それぞれの違いを感じられること。
そして、どの一本にも「また飲みたい」と思える魅力があることです。
有名だから、評価が高いからという理由だけでは選んでいません。
店主が実際に飲み、
「リースリングを初めて飲む人にも、この面白さを届けたい」
と思えた3本を組み合わせています。
比較のためだけの3本ではなく、一つひとつがきちんと主役になれるセットです。
1本目|まずは、すっきりした辛口から
デュルクハイマー ホッホメス リースリング トロッケン
最初に開けたいのは、柑橘を思わせる爽やかさと、軽快な飲み心地を楽しめる辛口です。
甘さをほとんど感じないため、普段から辛口の白ワインを飲む方にも入りやすい一本。
リースリングらしいきれいな酸味がありながら、決して難しくありません。
刺身やカルパッチョ、焼き魚などの魚介料理はもちろん、天ぷらや唐揚げなどの揚げ物にも合わせやすい味わいです。
「リースリングは甘そう」と思っている方には、最初にこの表情を知ってほしいと思います。
2本目|果実味と酸味のバランスを楽しむ
アオラー ブルゲナー キルヒベルク リースリング
次に飲んでほしいのは、果実の香りと爽やかな酸味が、きれいに重なる一本です。
グラスに注ぐと、青りんごや柑橘、桃を思わせる香り。
すっきりしているだけではなく、口に含んだときに果実の存在を感じられます。
軽やかだけれど、物足りなくない。
華やかだけれど、重たくない。
リースリングの魅力である、香り・果実味・酸味のバランスを感じやすいタイプです。
食事に合わせるのはもちろん、休日の午後や、夕食を終えたあとの一杯にも向いています。
3本目|やさしい甘みと酸味の重なりを知る
クロスター・エバーバッハ シュタインベルガー リースリングカビネット
最後は、やさしい甘みを楽しめる一本です。
ただ甘いのではなく、リースリングらしい酸味があるから、飲み心地は軽やか。
果実の甘やかさと爽やかさが一緒に感じられ、ひと口ごとに印象がゆっくりと広がります。
少し辛い料理や、甘辛い味つけの料理、チーズやドライフルーツにもよく合います。
デザートのようにゆっくり楽しむのもおすすめです。
「甘口ワインは甘すぎそう」と避けてきた方にも、一度試してほしいと思える味わいです。
白桃のみずみずしさと、澄んだ酸が心地よい一本です。
僕達夫婦がリースリング好きになったきっかけの一本です。
飲み比べるなら、この順番で
3本を同じ日に開ける必要はありません。
週末ごとに一本ずつ開けて、ゆっくり違いを楽しむだけでも十分です。
おすすめの順番は、
すっきりした辛口→ 果実味の豊かなタイプ→ やさしい甘みのあるタイプ
です。
軽やかな味わいから始めることで、それぞれの香りや甘さの違いを感じやすくなります。
飲み比べながら、次のようなことを意識してみてください。
・甘みはどのくらいが心地よいか
・柑橘系と桃系、どちらの香りが好きか
・食事と一緒に飲みたいか、ワインだけで楽しみたいか
・すっきり飲みたいか、ゆっくり余韻を味わいたいか
難しい言葉で表現できなくても大丈夫です。
「これは好き」
「今日はこの味が飲みたい」
その感覚が、次の一本を選ぶための基準になります。
自分の「好き」がわかると、ワイン選びはもっと楽しくなる
ワイン選びに、絶対の正解はありません。
誰かの評価より、自分がまた飲みたいと思えるかどうか。
料理に合わせたいのか、ゆっくりワインだけを楽しみたいのか。
すっきりしたいのか、少し甘やかな気分になりたいのか。
自分の好みが少しわかるだけで、ワイン売り場や商品ページを見る時間も変わります。
最初の3本が、「詳しくならなければ選べない」という気持ちを、「次はどれを飲もう」に変えるきっかけになればうれしいです。
違う表情を持つ3本だからこそ、リースリングの幅広さと、自分の好みを一緒に知ることができます。
まずは、このセットから。
「はじめての方に、まず選んでほしい3本。」
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