2026/09/04 06:18

ワインに合わせて、特別な料理を用意する。
それも素敵ですが、家で飲むなら、もう少し気軽でいいと思います。
冷蔵庫にある食材や、いつものお惣菜。そこに一本のリースリングがあるだけで、普段の食卓が少し違って感じられることがあります。
リースリングは、魚料理はもちろん、和食や揚げ物、少し辛い料理まで受け止めてくれる、食事と合わせやすい白ワインです。
今回は、リースリングに合う料理とおつまみを、家で試しやすいものからご紹介します。
リースリングが料理に合わせやすい理由
リースリングの大きな特徴は、爽やかな酸味と豊かな香りです。
レモンや青りんごを思わせる軽やかな香りから、桃や洋梨のような熟した果実の香りまで、その表情はさまざま。甘くない辛口から、やさしい甘みを感じるタイプまで、幅広い味わいがあります。
この心地よい酸味が、料理の油分や塩気をすっきりと流してくれます。
また、香りが豊かなため、淡泊な料理だけでなく、スパイスや香味野菜を使った料理にも負けません。
「白ワインには魚料理」と決めなくても大丈夫です。
リースリングは、いつもの食卓に自然と寄り添ってくれます。
まず合わせたい、魚介料理
最初に試しやすいのは、やはり魚介料理です。
刺身、カルパッチョ、白身魚のソテー、焼き魚など、素材の味を生かした料理には、すっきりとした辛口リースリングがよく合います。
特におすすめしたいのが、レモンやすだち、ポン酢を使った料理です。
料理にある柑橘の爽やかさと、リースリングの酸味が自然につながり、食事全体が軽やかにまとまります。
家で気軽に楽しむなら、たとえば次のような組み合わせから。
・鯛やサーモンのカルパッチョ
・白身魚の塩焼き
・タコときゅうりのマリネ
・海老のガーリックソテー
・寿司や刺身
醤油をつけすぎず、素材の味を楽しむ料理ほど、リースリングの繊細な香りが引き立ちます。
揚げ物には、酸味のある辛口を
リースリングは、唐揚げや天ぷらなどの揚げ物にもよく合います。
ポイントは、きれいな酸味。
ひと口食べたあとの油分をすっきりと流し、また次のひと口を心地よくしてくれます。
・鶏の唐揚げ
・天ぷら
・白身魚のフライ
・フライドポテト
・春巻き
レモンを搾りたくなる料理には、辛口リースリングを合わせてみる。
そんな感覚で選ぶと、失敗しにくくなります。
週末にお惣菜を買って帰った日も、よく冷やした一本があれば、少しだけ特別な夕食になります。
和食にも、リースリング
リースリングは、和食との相性も良いワインです。
出汁や醤油、みりんを使った料理には、果実味のある辛口や、ほんのり甘みを感じるタイプが寄り添います。
・だし巻き卵
・焼き鳥の塩
・豚しゃぶとポン酢
・鶏肉の照り焼き
・野菜の煮物
・西京焼き
さっぱりした料理には辛口を。
少し甘辛い味つけには、果実味の豊かなタイプを。
細かいルールを覚えなくても、料理の味わいに合わせてワインの甘さや軽やかさを選べば十分です。
少し辛い料理には、やさしい甘みを
リースリングらしさを楽しめる組み合わせのひとつが、スパイスの効いた料理です。
カレーやエスニック料理、ピリ辛の中華料理には、ほんのり甘みのあるリースリングがおすすめです。
ワインのやさしい甘みが辛さを和らげ、華やかな香りが料理に使われるスパイスやハーブと重なります。
・生春巻き
・ガパオライス
・グリーンカレー
・よだれ鶏
・海老チリ
・スパイスカレー
辛い料理には、必ず甘口でなければならないわけではありません。
ただ、辛さの強い料理に酸味の鋭い辛口を合わせると、刺激が強く感じられることがあります。迷ったときは、少し甘みのあるタイプから試してみてください。
料理をしない夜のおつまみ
ワインを開けるたびに料理を作る必要はありません。
簡単なおつまみでも、リースリングは十分に楽しめます。
・クリームチーズ
・カマンベールチーズ
・生ハム
・スモークサーモン
・ナッツ
・ドライフルーツ
・塩味のクラッカー
・ポテトチップス
辛口リースリングには、生ハムやスモークサーモン、塩味のあるナッツを。
少し甘みのあるリースリングには、クリームチーズやドライフルーツを合わせると、果実味がより豊かに感じられます。
ポテトチップスのような気軽なおつまみも、実は悪くありません。
きれいな酸味が油分をすっきりとさせてくれるので、気づけばグラスも袋も進んでしまいます。
迷ったときの、簡単な選び方
細かなペアリングを覚える必要はありません。
まずは、次の3つを目安にしてみてください。
さっぱりした料理には、すっきり辛口
刺身、カルパッチョ、塩焼き、サラダなどには、軽やかで爽やかな辛口を。
揚げ物には、酸味のきれいな辛口
唐揚げ、天ぷら、フライには、口の中をすっきりさせてくれる一本を。
甘辛い料理やスパイス料理には、少し甘みのあるタイプ
照り焼き、エスニック料理、辛い料理には、果実味が豊かでやさしい甘みのある一本を。
ワインと料理の組み合わせに、絶対の正解はありません。
好きな料理と好きなワインを合わせて、「これは合う」「今日は少し違う」と試してみることも、ワインを選ぶ楽しさのひとつです。
いつもの料理に、リースリングを
リースリングは、特別な日のためだけのワインではありません。
刺身や唐揚げ、焼き鳥、チーズ。
いつもの料理に合わせることで、その魅力がもっと身近になります。
最初から完璧なペアリングを目指さなくても大丈夫です。
今夜食べたい料理から、一本を選んでみる。
そんな気軽な楽しみ方から、始めてみてください。
RIESLING by S&Yでは、店主が実際に飲み、また開けたいと思ったワインを選んでいます。
味わいや、その日に過ごしたい時間から、今の気分に合う一本を見つけていただけたらうれしいです。
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