飲むほどに、リースリングが好きになる。
一口目より、二口目。
二口目より、グラスを飲み終えるころ。
瑞々しい果実味。
まっすぐ伸びる、きれいな酸。
その奥に感じる、少し硬質なニュアンス。
何かひとつが強く主張するのではなく、
それぞれがきれいにつながっている。
気づけば、もう一杯。
「リースリングって、やっぱりいい。」
そんなことを思わせてくれる、
ドイツ・ミッテルライン、バッハラッハの辛口リースリングです。
店主がこの一本を選んだ理由
いろいろなリースリングを飲んでいると、ときどき、
「こういうのでいい」ではなく、
「こういうのがいい」。
と思う一本があります。
このワインは、まさにそれでした。
強烈な香りで驚かせるわけでもない。
分かりやすい甘さで惹きつけるわけでもない。
でも、果実味と酸、その奥にある硬質なニュアンスがきれいにつながっている。
そして、飲み進めるほどに良さが見えてくる。
派手さではなく、完成度で惹きつける。
食事をしながら飲んでいても、ふと、
「これ、うまいな。」
とワインに意識が戻ってくる。
リースリングをたくさん飲んできたからこそ、
こういう一本を店に置いておきたいと思いました。
果実、酸、そして余韻。
まず感じるのは、瑞々しい果実。
そこから、リースリングらしい酸がスッと伸びていきます。
辛口ですが、ただシャープなだけではありません。
果実のふくらみがきちんとあり、
酸とのバランスが心地いい。
軽快だけれど、軽いだけじゃない。
辛口だけれど、酸っぱいだけでもない。
造り手自身も、豊かなリースリングの果実味と厚み、それを支える熟した酸を特徴として挙げています。
一口で驚かせるより、一本を通して好きにさせる。
そんなタイプのリースリングです。
開けてから、面白くなる。
このワインは、抜栓した瞬間だけで判断しないでほしい一本です。
抜栓した日。
瑞々しい果実と、きれいな酸。
少し引き締まった印象から始まります。
翌日。
栓をして冷蔵庫に入れておいたボトルを、もう一度グラスへ。
香りが少し開いたり、果実の感じ方が変わったり。
初日とは、また違う表情を見せてくれるかもしれません。
2〜3日後。
まだ残っていたら、ぜひもう一杯。
初日と比べながら飲んでみるのも、このワインの楽しみ方です。
「初日より、こっちが好きかも。」
それも正解。
同じ一本なのに、時間によって感じ方が変わる。
開けてから、面白くなる。
一本を一晩で終わらせず、
数日にわたって付き合ってみてほしいリースリングです。
※抜栓後は栓をして冷蔵庫で保管し、状態を確認しながらお楽しみください。香りや味わいの変化、楽しめる期間は保存状態やボトル内の残量などによって異なります。
バッハラッハという場所。
造り手は、ドイツ・ミッテルラインのWeingut Toni Jost(トニ・ヨースト)。
ライン川沿いの歴史ある町、バッハラッハを拠点にワインを造る生産者です。
このワインは、バッハラッハのブドウから造られるVDP.ORTSWEIN(村名ワイン)。
この土地を特徴づけるのが、デヴォン紀の粘板岩を主体とした土壌です。
果実味、酸、そしてどこか石を思わせるような硬質なニュアンス。
ただ「辛口の白ワイン」として飲むだけではなく、
バッハラッハという土地を、リースリングを通して飲む。
少しだけそんなことを意識すると、グラスの中がもっと面白くなります。
こんな方におすすめです。
・辛口のリースリングが好きな方
・きれいな酸のある白ワインが好きな方
・派手さより、バランスの良いワインが好きな方
・一本を数日かけてゆっくり楽しみたい方
・ワインの変化を楽しんでみたい方
・ドイツの王道リースリングを飲んでみたい方
基本情報
生産者:Weingut Toni Jost(トニ・ヨースト)
商品名:Bacharacher Riesling trocken
生産国:ドイツ
産地:ミッテルライン/バッハラッハ
品種:リースリング
タイプ:白ワイン/辛口
格付け:VDP.ORTSWEIN
アルコール度数:11.5%
容量:750ml
※ヴィンテージは変更になることがあります